子どもに計算力はあるけど、思考力がない。
そもそも思考力の問題を解いてくれない、という悩みはないでしょうか。
我が家には公文算数のトロフィーを獲ることに心血を注いでいる小2息子がいます。
公文算数は頑張っており現在小6レベルまで到達しているので計算には自信があるのですが、思考力系の問題は自宅でやったことがあまりありませんでした。
そんな息子が思考力問題ドリル「算数ラボ」に夢中になったのでどんなものか記事にまとめました。
参考になればうれしいです。
算数ラボとは?
小学1年生~中学1年生向けの算数のドリルです。
まずは算数ラボには種類がありますので、それを理解するのが先決です。
算数ラボの種類
算数ラボの本は「2種類」あります。
- 考える力のトレーニング
- 空間認識力のトレーニング【図形】
▼見た目での違いが分かりにくいですが、「図形」と大きく書いてあるのが「②空間認識力のトレーニング」の方です。
①考える力のトレーニングの特徴
- 考える力を伸ばすことに特化
- ステージごとに確認テストあり
- 8級以上は私立中学入試対策などを掲載
②空間認識力のトレーニング【図形】の特徴
- 空間認識力を伸ばすことに特化
- ステージごとの確認テストなし
区別がつかない!という人に
表紙の「算数ラボ」の字の黒い方が普通の「①考える力のトレーニング」の方で、
白い方が「②空間認識力のトレーニング【図形】」だと覚えましょう♪
級と学年の目安
「①考える力のトレーニング」は10級から5級までのラインナップで、
「②空間認識力のトレーニング【図形】」は10級から6級までです。
それぞれ学年の目安があるので参考にしてみてください。
算数ラボ本の級 | 学年の目安 |
10級 | 小学1・2年生 |
9級 | 小学3年生 |
8級 | 小学4年生 |
7級 | 小学5年生 |
6級 | 小学6年生 |
5級 | 中学1年生 |
ステージ構成
「①考える力のトレーニング」は確認テストが間に入ります。
算数ラボ9級の「考える力のトレーニング」を例にすると、以下のような流れで問題を解きます。
- ステージ ① 50問
- 確認テスト① WEBから印刷して解く
- ステージ ② 40問
- 確認テスト② WEBから印刷して解く
- ステージ ③ 30問
- 確認テスト③ 付属の冊子を解く
- チャレンジ問題 10問
気になる問題の内容が見れる
「考える力のトレーニング」の問題限定ですが、ご紹介します。
確認テスト①・②
確認テスト①と②はWEB上に公開されています。
タダで見れるので非常に参考になると思いますよ!
ステージ① → 確認テスト① → ステージ② → 確認テスト② の順に進めるのが正攻法です
級 | 問題・解答用紙(PDF) |
10級(小1・2) | 確認テスト①、確認テスト② |
9級(小3) | 確認テスト①、確認テスト② |
8級(小4) | 確認テスト①、確認テスト② |
7級(小5) | 確認テスト①、確認テスト② |
6級(小6) | 確認テスト①、確認テスト② |
5級(中1) | 確認テスト①、確認テスト② |
確認テスト③
残念ながら、確認テスト③だけはWEB上に公開されていません。
算数ラボの本に挟まっています。
ステージ③ → 確認テスト③ → チャレンジ問題 の順に進めます
9級のこれは良い!と思ったところ
今回小2息子が算数ラボ9級「考える力のトレーニング」の問題を解きました。
以下写真はすべて9級「考える力のトレーニング」のものになります。
似た問題が忘れたころにまた出る
ステージ①で出た問題が条件を変えて確認問題①に出たり、また忘れたころにステージ②に出たりするので解き方が身に着くと思います。
例えばこんな感じで、ステージ③で「前から何番め?」が出ます。
すると、チャレンジ問題で「山下さんはどこ?」という似たような問題が出ます。
表を使って解かせる問題が多い
表を書かせて、「×」を埋めていき最終的に「〇」がわかるという問題が多かった印象です。
論理的思考が我が子には足りてないのでこういう問題は本当に良かったです。
誰が早いか遅いかの問題が多い
こういった誰が早い・遅いの問題も多い印象でした。
こういう論理的問題が個人的にはありがたかったです。
買った決め手は『冬のチャレンジテスト』
- 中学受験のブログでよく紹介されていた
- 早稲田アカデミーの冬のチャレンジテストに似ていた
早稲田アカデミーの小2冬のチャレンジテストを受験したのですが、最終問題の思考系の問題があまり解けませんでした。調べたところ、「算数ラボ」が役に立ったという口コミを発見。
実際、算数ラボをやってみて、「冬のチャレンジテストっぽい!」と思いました。
ちなみに、本を探しに探したのですが、
我が家の近くの書店4か所のうち1か所しか算数ラボは置いていませんでした。
なぜか書店にはあまり置かれてないんですよね
後悔したところ
算数ラボでやっておけばよかったことがいくつかあります。
「学習の観点と記録」を活用すればよかった
本を開いてすぐの目次で「学習の観点と記録」というページが数ページに渡ってあります。
上記を拡大すると、
要はこんな感じの表なのですが、問題ごとに算数のどんな”観点”を問われているのか【〇】を付けてあらわされています。
活用のしかたは、『どの問題を間違ったのか表にチェックを入れる』ということです
そうすればどの算数分野が苦手なのかが明らかになるのではないか、と思います。
とても画期的だと思うのですが、我が家は全く使っていませんでした。
これは次に問題を解くときに是非活用したいです。
9級より先に10級でも良かったのかも
小2の息子が12月から1か月かけて問題集を解き終えましたが、9級(小3レベル)は結構難しい!と親から見て思いました。
自力で解ける問題もありますが、ステージ①でも表を使っての解き方がわからないと親が登場しますし、結構レベルが高いなと思いました。
我が家は親のサポートは必須でした
あと、チャレンジ問題が難しすぎる!
算数ラボ9級のチャレンジ9、10が難しすぎて、親の私も頭を悩ませました。特に10には騙された、というか親の国語力のなさが露呈しました。いやぁでも良問だったと思います。
ただ、解けたときは「楽しい!」と言ってスイスイ解くことも多かったです。
「10級やってみようよ」と私が言っても「嫌だ!次の8級がいい!」と言って聞きません。
まとめ
あえて言うなら気になるポイントはこちら
- 子供によっては問題を難しく感じるかも
- チャレンジ問題がとにかく難しい!
- ステージ1でも難しい問題が出る
私から見て良かったポイントはこちら
- 本が大きめで解きやすい
- 文字と絵は青色しかなく見やすい
- 思考系の問題が多いのが良い
- 子ども自身が楽しんで問題を解いている
- 正答率が記載されている
子ども自身が楽しんで勉強しているのが一番良かったです!
▼算数ラボ10級は小1・2レベル
▼算数ラボ9級は小3レベル
▼算数ラボ8級は小4レベル
▼算数ラボ7級は小5レベル
▼算数ラボ6級は小6レベル
▼算数ラボ5級は中1レベル
【朗報】算数ラボ2が今年4月に発売予定
2022年4月3日に算数ラボ2が発売。
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